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6月16日(日) 都議選のポスターでも一番まともなのは共産党だ [選挙]

 昨日から東京都議選の期日前投票が始まりました。早速、八王子市役所まで投票に行ってきました。
 期日前投票の初日は本庁だけということもあって、長い列ができていました。若い人も多く、好調な出足のように見受けられました。

 候補者のポスターも、市内の各所に張り出されています。まさに、選挙本番という状況になりました。
 そのポスターですが、八王子から立候補している候補者について紹介しましょう。以下、8人のポスターは、文字数の多い順に、次のようになっています。

M候補(みんな):大好きなふるさと八王子だから。東京から日本再生!(経済再生、景気回復を東京から)、東京から安心再生!(安心できる暮らしを東京から)、東京から脱・原発!(新エネルギーの活用を東京から)、東京から八王子再生!(地域再生を東京から)

K候補(自民):正直者が「バカ」を見ない世の中づくり、生活保護費1世帯500万円超/1年間(24年八王子実態)なんてふざけてる!! 教育を立て直し雇用を守る、手当より仕事、三多摩格差の解消、教育・まちづくり・福祉

S候補(共産):消費税増税ストップ、原発ゼロ、憲法守り生かす、認可保育園増やし待機児ゼロ、特別養護老人ホーム大幅増設

T候補(民主):八王子市民であり、東京都民でもある、八王子都民のあなたのために

S候補(維新):「政治」とは職業ではなく「手段」です!! 福祉のプロを都政へ

A候補(自民):4期目に挑戦、ふる里八王子に全力投球!

H候補(公明):東京・八王子、安全・安心都市へ!

K候補(無所属):無駄のチェックとスリムな政治

 一見して分かることは、具体的な政策を掲げている、一番まともなポスターは共産党のS候補のものだということです。消費税、憲法、福祉政策の中味などに触れているのも、S候補だけでした。
 原発については、共産党のS候補とみんなの党のM候補が掲げています。しかし、M候補の政策には概して具体性が乏しく、最後の「東京から八王子再生」は意味不明です。
 自民党のK候補は、いかにも自民党らしく生活保護を攻撃しています。しかし、「生活保護費1世帯500万円超/1年間(24年八王子実態)」というのは、具体的な根拠があるのでしょうか。

 その他の候補は、キャッチフレーズを書いただけで、ほとんど政策らしいものを掲げていません。掲げるべき政策がないのか(S候補(維新)、T候補(民主)、K候補(無所属)?)、政策を掲げる必要がないのか(A候補(自民)、H候補(公明)?)、どちらなのでしょうか。
 最も劣等なものは、A候補(自民)のポスターだと言って良いでしょう。「4期目に挑戦」というのは個人的な事情に過ぎず、「ふる里八王子に全力投球」も意味不明です。
 このような人が3期も都議を務めることができたというところに、地縁・血縁の威力があるのかもしれません。だから、まともな政策を掲げる必要がないのでしょう。

 皆さん(といっても、都民に限られますが)も、目に付いたポスターをじっくり観察してみたらいかがでしょうか。そこからは、それぞれの政党や候補者の本当の姿が見えてくるかもしれません。

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