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12月2日(月) 猪瀬都知事辞任で、また宇都宮さんの出番が回ってくるかもしれない [スキャンダル]

 都議会が始まりました。これが、猪瀬都知事にとっては最後の都議会になるだろうという見方がもっぱらです。
 所信表明演説や記者会見は、相変わらずの居直りやしどろもどろの説明に終始しています。徳州会グループから受け取った5000万円はもともと説明できない「裏金」なのですから、しろろもどろになってしまうのも当然でしょう。

 お金の授受については、何も証拠が残っていませんでした。証拠が残らないようにして受け取った「裏金」ですから、それも当然です。
 大体、5000万円もの大金を受け取ったのが現金だった、というところからすでにアウトです。表に出せない金銭の授受では、証拠が残る銀行振り込みを使わないのが「常套手段」だからです。
 受け取ったお金を銀行に預金せず貸し金庫に入れておいたのも、証拠を残さないためです。「生活のため」に受け取ったお金であれば、銀行に預けて少しでも利子を稼ごうとするのが常識でしょう。

 唯一、証拠として猪瀬さんが出してきたのが借用書です。ネットではパロディーのタネになっていますが、一部の報道では、公開前日に自分で作成したものだとされています。
 徳田さんから封書で返送してもらったというのであれば、どうして借用書には折った跡が残っていなかったのでしょうか。もし、本物だと言い張るのであれば、借用書が入っていた消印付きの封筒や借用書に付いているはずの徳田毅さんの指紋など、物的証拠を出すべきでしょう。
 もし、偽造していたり、嘘の説明をしていたことが明らかになったりしたら、その時点で猪瀬さんはお終いです。責任を取って、辞任せざるを得なくなるでしょう。

 今後、都議会では100条委員会設置の動きが強まるでしょうし、新たな証言や証拠も出てくるでしょう。ルポライターでもあった猪瀬さんは、自分がいかに危うい状況に陥っているか、充分にお分かりのはずです。
 都から7億円以上もの補助金を受け取っている徳州会グループから、返済期限を明示せず、無担保無利息で5000万円もの大金を受け取っていたという事実だけでも、猪瀬さんの責任は重大です。さらに、選挙資金であれば政治資金規正法の不実記載、選挙資金でなくても便宜供与があれば受託収賄、都知事になってからの便宜を期待しての資金提供であれば事前買収ということになり、法的な処罰を受ける可能性もあります。
 いずれにしても、表に出せない「裏金」を、いかがわしい方法で受け取っていたことに対する政治責任は免れません。名前がイノセでも、イノセント(無罪)というわけにはいかないでしょう。

 ということで、辞任に追い込まれる可能性は濃厚です。すでに、自民党は1月19日(日)を想定して都知事選の候補者選びに入ったという噂もあります。
 先の都知事選で猪瀬さんに対抗した宇都宮健児さんの出番がやってきそうです。そろそろ、そのための準備を始める必要があるかもしれません。

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