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7月7日(月) そんなに戦争がしたいのか [論攷]

〔下記の小文は、地元の『明るい長房』第138号(2014年7月1日)に掲載されたものです。〕

 そんなに戦争がしたいのか。最近の安倍首相を見ていると、そう思ってしまいます。
 日本が攻撃されなくても、同盟国が攻撃されれば反撃するというのですから。反撃したら反撃されるでしょう。すぐに、戦争に巻き込まれてしまいます。
 戦後、日本は再び海外で戦争をしないという決意を固めました。それが憲法9条であり、「専守防衛」という国是です。これがあったからこそ、戦後69年もの間、戦争で人を殺すことも殺されることもありませんでした。
 集団的自衛権行使の容認は、海外で戦争できるようにするためのものです。そうなれば、再び戦場で血を流し、命を失う若者が出てくるでしょう。そのような国になっても良いのでしょうか。
 国際紛争は武力ではなく対話と交渉で解決しようというのが憲法9条の理念です。今になって、ようやく国際政治がその理念を受け入れるようになってきたというのに、どうして日本が後戻りしなければならないのでしょうか。


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