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5月14日(土) こんな人は都知事になんかなるべきではなかったのだ [スキャンダル]

 あきれ返るばかりです。背広を着た「公私混同」そのものではありませんか。
 公金を何だと思っているのでしょう。舛添都知事は。

 全国の知事にアンケート調査したら、条例を無視して1泊10万円以上のスイートルームを多用したのは舛添知事だけで、1回の出張費の平均が約7000万円というのも、他の知事の平均出張費の数十倍だったそうです。超高級スイートを使った理由は訪問客があったり会議を開いたりする必要があったからだとされていますが、訪問客もなく会議を開いた記録もありません。
 正月に木更津のホテル三日月への家族旅行の費用を「会議費用」としたのは重要な会議があったからだと説明しています。しかし、家族4人が一緒に泊まっている部屋に事務所の関係者を呼んで会議を開くなどということがあるのでしょうか。
 普通はロビーで相談したり、別に会議室を借りたりするでしょう。これを「会議費用」としたのは政治資金報告書への「虚偽記載」に当たり、訂正や返金で済む話ではありません。

 多額の公費出張についても、公用車の別荘通いについても、一方で「問題はない」と言いながら、他方で「今後は見直す」と言う。問題がないのであれば、見直す必要はないでしょう。
 見直さなければならないのは、多くの批判が寄せられたからです。強く批判されたのは、常識からすれば認められず、都民感情からしてもおかしいと思われたからです。
 つまり、問題があったからです。そのことは舛添知事自身の対応が示しているじゃありませんか。

 これらの問題は週刊誌などで報じられたことをきっかけに表面化しました。その都度、舛添さんは弁明に追われ、今後は是正すると言い訳し、個人使用の部分については返金すると答えてきました。
 表面化しなければ、知らん顔をしていたにちがいありません。公金を私的に流用しても、バレなければそのままです。
 バレても、ルール―に従っているとか、間違えただけだとか居直っています。こんな人が元厚生労働大臣で現東京都知事だというのですから、呆れて物が言えません。

 こんな人は、もともと政治家としての資質に欠けていたと言わざるを得ないでしょう。都知事などになるべき人ではなく、とっとと辞任してその職を去ってもらいたいものです。
 石原慎太郎元都知事や猪瀬直樹前都知事など、これまで三代にわたって都知事には碌な人がいませんでした。はやく、まともな人に交代してもらいたいものです。
 国政でも、「政治とカネ」の不祥事や暴言が相次ぎ、政治家としての資質が問題とされるような人が続出しています。それなのに、ほとんどの人は取り消したり訂正したりするだけで、後は知らん顔です。

 このような曖昧で無責任な対応こそが、問題行動や暴言が治まらない原因ではないでしょうか。本人がきちんと説明して責任を取ること、大臣などであれば総理大臣が任命責任を取るなどの形でペナルティを課すことこそが、再発防止にとって必要なことです。
 甘やかしてはなりません。公私混同や政治資金の不正使用などの問題を起こしたら政界から追放されるくらいの厳しい対応がなされなければ、このような問題はこれからも繰り返されるに違いないのですから……。

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