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7月4日(水) 原爆投下「しょうがない」大臣の後任は核武装容認大臣 [内閣]

 昨日、AP通信の記者からの電話があった後に、もう一本取材の電話がありました。それは、『東京新聞』の記者からのものです。
 そのときの談話が、今日の『東京新聞』の社会面(27面)に掲載されました。以下のようなものです。

法政大の五十嵐仁教授(政治学)の話

 発言内容がひどく、解任は当然だ。防衛相は核廃絶の先頭に立つ一方、自衛隊の行き過ぎや暴走を統制する能力も求められる。自分の発言すらコントロールできない人にシビリアンコントロール(文民統制)は担えない。(市民団体などの監視活動が発覚した)自衛隊の情報保全隊についても、久間さんは容認発言をしていた。安倍首相としては罷免すべきだったのにリーダーシップを発揮できず、参院選への影響は避けられない。後任を小池百合子さんとしたのも選挙向けの印象で、適性をどこまで考えたのか疑問だ。

 この談話の基本的な内容は、昨日のブログに書いたこととほぼ同じです。というより、『東京新聞』の記者に質問されて答えた内容をふまえて、昨日のブログを書いたといった方がよいでしょう。
 談話は、私の話した内容をよくまとめています。「自分の発言もコントロールできない人にシビリアンコントロールは無理でしょう」と、冗談めかして言ったことまで活字になっていました。
 後任の小池百合子防衛相の「適性」について補足すれば、03年11月の衆院選で毎日新聞が実施した「日本の核武装構想について」のアンケートで、「国際情勢によっては検討すべきだ」と回答している事実があります。つまり、安倍首相は、原爆投下「しょうがない」発言で辞任した防衛大臣の後任に、「核武装容認」を回答した防衛大臣を据えたということになります。

 マスコミは、この時のアンケートへの回答について、小池新防衛相に問うべきでしょう。この回答は場合によっては日本の核武装が認められるという意味なのか、その考えに今も変わりはないのか、このような見解は核廃絶を目指すべき日本の防衛大臣として適切だと考えているのか、と……。
 そして、そのような質問は、任命権者である安倍首相に対しても、問われるべきでしょう。小池さんが「核武装容認」論者であることを知っていたのか、原爆投下「しょうがない」発言で辞任した防衛大臣の後任として、そのような人が適切だと考えているのか、と……。

 それにしても、日本の安全保障をになうべき最高責任者として、こんな人しか見あたらなかったのでしょうか。それとも、皆さんに断られ、小池さんくらいしか、引き受けてもらえる人がいなかったのでしょうか。


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r4ds

宮古市議会の一時が開く41 GA KAれ、地震の災害復旧は、
by r4ds (2012-04-26 03:41) 

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