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7月6日(月) 注目の静岡県知事選で自公推薦候補が惨敗 [選挙]

 注目された静岡県知事選挙が昨日投票されました。即日開票の結果、民主・社民・国民新党によって推薦された川勝平太候補が当選しました。
 この静岡県知事選の確定得票数は、次のようになっています。

当 72万8706票 川勝 平太=無新[民][社][国]
  71万3654票 坂本由紀子=無新[自][公]
  33万2952票 海野  徹=無新
  6万5669票 平野 定義=共新

 これを見ると、次点に終わった坂本由紀子候補と当選した川勝候補との差は1万5000票ほどです。「接戦」とか「辛勝」と言いたくなるような数字ですが、実は、そうではありません。
 第3位の海野徹候補は無所属ですが、民主党の元参院議員です。ですから、海野さんの得票と川勝さんの得票を合わせれば、106万1658票になります。
 つまり、自公系の71万票に対して、民主系は106万票も獲得していたということになります。自民党と公明党は35万票もの大差をつけられて民主党などに敗北したというのが真相です。

 野党との比較ということになれば、この差はさらに広がります。民主系の106万票に共産党推薦の平野定義候補の票が加わるからです。
 その結果、自民系71万票に対して、野党系は113万票にもなります。自民系は野党系の63%しか得票していませんでした。
 これを「接戦」とか「辛勝」などと言うことはできません。自公推薦候補の惨敗だと言うべきでしょう。

 しかも、場所は静岡県です。政治的には保守的な地域で、自民党の力も強かった場所です。
 県民性や政治・社会意識などは平均的で、全国の動向を知るには良いところだそうです。企業が新製品などを発売するときには、消費者の反応を見るため、まず、静岡から売り出すと言われているほどです。
 その静岡で、これほどの大差がついたということは、自民党にとって深刻でしょう。政党支持なし層の多い首都圏ではなく、保守の力が強かった静岡でも、これだけの大差で自民党が不信任されたのですから……。

 そうなると、都議選の結果は推して知るべしです。静岡県知事選以上の不信任が、自民党に対して示されるにちがいありません。
 自民党は坂の上から転がり始めた大きな石のようなものです。転落は避けられず、下手に止めようとしても押しつぶされるだけでしょう。

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