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2月17日(月) 大雪の中での最後の入試監督 [日常]

 昨日は法政大学の多摩キャンパスで入学試験がありました。私も試験監督にかり出され、近くの停留所からバスに乗ろうとしたら、白い紙切れが見えます。
 近寄って読んだら、「京王バスは終日運休」と書いてあるではありませんか。試験の実施本部に電話したら、「相原駅まで電車で行き、そこから歩いてきてください」という指示です。

 私は普段でも研究所から自宅まで歩いて帰っていますから、歩くのは馴れています。それに、故郷の新潟で小学校5~6年の2年間と中学校の3年間では5キロの雪道を歩いて通った経験もあります。
 昔を思い出しながら、2時間近くかけて歩きました。途中、たまにやってくる車を避けながら車道を歩いたりして……。
 相原からの神奈川中央バスも運休していたため、多摩キャンパスは「陸の孤島」と化しました。それにもかかわらず、受験生は続々と集まってきて、私が担当した48人用の部屋で欠席はたったの6人です。

 先週の大雪の日、2月8日(土)は千葉県の「しろい9条の会」の講演会でした。吹雪に見舞われ風と雪の吹き付けるなか、40人ほどの方が集まって熱心に話を聞いてくださいました。
 どんどん雪が降り積もります。話を早めに切り上げて、念のために予約していた土浦のホテルに宿泊しました。
 その日は何の問題もなく順調にいったのですが、翌日がいけません。上りの常磐線は架線の点検で2時間15分も遅れ、駅のホームで1時間半、待たされることになったからです。

 2週連続の大雪になりました。これも安倍内閣の「冷たい政治」のためで、「日本上空には政治的寒気団が居座っているせいにちがいない」などと文句の一つも言いたくなります。
 近くのスーパーを覗いたら、生鮮食品の棚がガラガラになっていました。これから春物野菜や灯油が高騰したりするなど、経済や生活に大きな影響があるのではと心配になります。
 今週の中頃には、また雪が降りそうです。風雪をもたらす「南岸低気圧」に対しても、暴政を繰り出す「安倍低気圧」に対しても、十分な注意を払わなければなりません。

 3月末に退職する私にとって、今回の入試監督は最後の機会になりました。静かな会場で真剣に鉛筆を走らせている受験生の姿を見て、この若者たちの将来にはどのような社会が待っているのかと不安になりました。
 「安倍教育改革」が進めば、安倍首相とその「お仲間」(例えば籾井さんや百田さん、長谷川さんなど)のような、歪んだ愛国心と誤った歴史認識を持つ「グローバル人材」が大量に輩出されることになるでしょう。そのような人々が世界に「羽ばたく」とき、日本は一体、どうなっているのでしょうか。

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