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3月30日(水) 低エネルギー社会への転換をめざそう [社会]

 「電気を節約するために、車内の暖房と照明を切っております。ご迷惑をおかけしていますが、ご理解をお願いいたします」
 電車に乗ったら、このような放送がありました。晴れている昼間の明るいときでしたから、車内の電気が消えていることも、暖房が入っていないことも、放送を聞くまでは気がつきませんでした。

 「ちっとも迷惑なんかじゃないよ」と、そのとき思いました。「これで良いんじゃないの」とも……。
 駅に着いたら、案内の電光掲示板の電気が消えていました。エレベーターは動いていますが、エスカレーターは止まっています。
 とりたてて「不便」や「迷惑」を感ずることはありません。これで良いんじゃないでしょうか。

 こうなると、これまでの方が異常に思えてきます。あまりにも、電気を無駄遣いしすぎていたんじゃないかと……。
 必要のない明かりが多すぎたんじゃないでしょうか。湯水の如く、エネルギーを無駄遣いしすぎていたんじゃないでしょうか。
 いや、湯水も今では貴重ですから、無駄遣いするべきではありません。まして、エネルギーの浪費は、計画停電中はもとより、それが収まってからでもやめるべきでしょう。

 「3.11」以前と以後とでは、世の中が変わったのです。生活のあり方を変える必要があります。
 できるだけ電気の使用を控えるような生活に変えていくことが必要です。今後、原子力発電からの脱却や低炭素社会への転換をめざすのであれば、同時に、電気の消費量を減らすことを考えなければなりません。
 低エネルギー社会への転換をめざそうじゃありませんか。そのために、どのようにして電気の使用量を減らすのか、皆で知恵を絞ることが必要でしょう。

 私たちの生活意識や生活スタイルも、根本的に変えていかなければなりません。今回の大震災と大津波、それに伴う原発事故は、低エネルギー社会への転換を促す天からの啓示だったのかもしれないのですから……。

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