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2月20日(月) 何というユニークな杉並での脱原発デモ [原発]

 これがデモ?
 インターネットで流されている脱原発デモを見た感想です。でも、これもデモです。

 昨日、「素人の乱」などが呼びかけて杉並デモがあったというメールが流れ、共産党なども協力したということで、今日の『しんぶん赤旗』でも報道されました。このデモというか、パレードに5000人が参加したそうです。
 早速、その写真速報http://www.labornetjp.org/news/2012/0219shasinと動画(YouTubeのユニオンチューブチャンネル)http://jp.youtube.com/uniontube55を見ました。皆さんも、ぜひご覧下さい。
 デモのイメージが覆されます。私も講演などで、運動の発展のためにはステレオ・タイプの既成のスタイルを打ち破るべきだと話してきましたが、これがその一つの姿でしょう。

 今回のデモは主催者や代表者がいず、口コミやインターネットを通じて4回の準備会には毎回100人以上の人が集まり、多彩な発想が次々と飛びだしたそうです。この準備のあり方からして、すでにユニークです。
 デモの先頭は黄色い風船で飾られたベビーカートで、その後に「ほのぼのキッズ隊」「フォークダンス隊」「ドラム隊」などが続いたそうです。参加者も、幼児から若者、女性、お年寄りと幅広く、皆さん、楽しそうに歩いていました。
 全員で叫ぶシュプレヒコールはなかったようですが、思いの丈を叫び続ける「シュプレヒコール隊」はあったようです。シュプレヒコールも、やりたい人がやるというスタイルなのでしょう。

 動画を見てビックリし、また感心したのは「カラオケ隊」です。トラックの荷台にカラオケ機材一式を積んで、参加者が自由に歌っているようでした。選曲はほとんどが脱原発の替え歌だったそうです。
 後ろの方では、「素人の乱」の松本さんが屋台のようなものを引っ張っていて、参加者に飲み物などをサービスしていました。デモをしながら、このような形で参加者をサポートするなど、思いもよりませんでした。
 デモのサポートと言えば、「デモに参加した」と申告した客の代金を割り引く「デモ割り」を導入した飲食店もあったそうです。これもグッドアイデアで、店の商売で行けなかった飲食店の人も、これなら間接的にデモに参加できます。

 東京の杉並はビキニでの水爆実験を契機にした原水爆禁止署名運動の発祥の地でもあります。今回のユニークでアイデア溢れた脱原発デモ(パレード)が各地に波及することになれば、ここは再び新たな反核運動の発祥の地、少なくとも新しい大衆的アピールのスタイル発祥の地となるにちがいありません。
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