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8月23日(木) 新潟への帰省から帰ってきた途端に政局は激動 [政局]

 約1週間のふる里・新潟への帰省から、2日前の21日(火)に帰ってきました。その途端に、仕事に追われ、政局も激動する様相を見せています。

 帰省中は、温泉巡りなどで遊びほうけ、美味しい山海の珍味に越後の地酒と、「酒池肉林」(後者は嘘)の毎日を過ごしてきました。食べ過ぎ、飲み過ぎでさらに太ってしまい、これから元に戻すのが大変です。
 新潟も昼間は酷暑でしたが、朝晩は涼しく、寝苦しいということはありませんでした。早朝、散歩に出ると、まるで雨が降ったかのように、草花が朝露に濡れていました。
 帰省した当日は雨が降りましたが、後は好天続きです。お陰様で、のんびりゆったりと、楽しく充実した休暇を過ごすことができました。

 ところで、「近いうちに」とされた解散・総選挙ですが、逃げる民主党に追う自民党という構図になってきました。終盤国会の焦点は、ここに絞られてきています。
 選挙をすれば敗北が確実と見られている民主党は、可能な限り先に延ばしたい、できれば来年の衆参同日選挙に持ち込みたいと考えています。これに対して、選挙をすれば議席増が確実だと見られている自民党は、可能な限り早く、できれば9月8日の会期切れまでに解散させたいと狙っています。
 民主党の野田さんにしてみれば、解散・総選挙が早まれば「野田降ろし」が」生じ、9月の代表選での再選が難しくなるかもしれないと考えているでしょう。他方、自民党の谷垣さんからすれば、解散・総選挙を勝ち取ることができなければ党内の信任を失い、9月の総裁選挙での再選は困難だという事情があります。

 こうして、解散・総選挙の時期をめぐって両者の綱引きが始まりました。痺れを切らした自民党は、来週中にも首相に対する問責決議案を提出する見通しだといいます。
 もし、そうなれば、野田首相問責決議案は少数与党の参院で採択されるでしょう。その後の国会は空転します。
 最終盤での重要法案とされた選挙制度改革関連の法案や特例公債(赤字国債発行)法案は宙に浮いてしまいます。そのまま国会は閉会になり、政局の焦点は民主党の代表選挙と自民党の総裁選挙に移るでしょう。

 こうなると、民主党の野田代表、自民党の谷垣総裁の再選は、いずれも微妙になります。解散・総選挙の時期がどうなるかが、不明なままなのですから……。
 とはいえ、今のところ両者共に有力な対抗馬はいません。再選される可能性の方が大きいと思われます。
 こうして、10月には臨時国会が召集されることになるでしょう。特例公債(赤字国債発行)法案が成立しないと、年後半の予算執行が困難になるからです。

 しかし、臨時国会が始まっても、おそらく野党は審議に応じません。野田政権は窮地に陥ることになります。
 ということで、解散・総選挙ということになるのではないでしょうか。この総選挙では、消費増税を決めた民自公の談合3党はもちろん、民主・自民の悪いところをごた混ぜにしたような「維新八策」を掲げ、両党からこぼれたカスやゴミのような候補者をかき集めた橋下維新の会などではなく、「国民は怒っているんだぞ」というメッセージが確実に伝わり、最も効果的で劇的な異議申し立てとなるような政党や候補者に投票すべきでしょう。

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