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4月20日(月) 危機に真正面から向き合う [論攷]

〔以下の談話は、『しんぶん赤旗』2020年4月18日付に掲載されたものです。〕

 「緊急提案」は、新型コロナウイルスに対する必要な対策を簡潔に網羅しています。日本共産党などが求めてきた「一人当たり10万円の給付」へと政府が方針転換するなど、人々の声は政治を変える最善の道です。それが詰まったこの「提案」こそ、安倍首相が具体化すべきものです。
 一度の給付だけでなく、感染爆発を止めるためにも、「生活と事業を支える継続的な補償」を打ち出しているのは重要です。すでに多数の倒産が報告され、〝補償なき自粛〟が不可能なことは明白です。
 感染拡大を防ぐためにはPCR検査センターの各地への設置も欠かせません。院内感染の増加を受けて一部の診療を閉鎖した病院がある中、救急患者の〝たらい回し〟も発生しています。「緊急提案」は国民の命と健康、生活、生業の危機に真正面から向きあった対策だといえます。
 現在の日本の危機の背景には、企業のもうけ第一で、公的医療制度など福祉を後回しにしてきた新自由主義的な政治があります。その転換が改めて求められています。

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