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4月14日(日) 統一地方選挙後半戦でも政治を変えるための一票を投じよう [選挙]

 統一地方選挙の後半戦が始まりました。今日14日に、東京特別区長・区議、政令市以外の市長・市議の選挙が告示されます。
 16日には町村長・町村議選挙の告示が続きます。いずれも、投開票が行われるのは21日です。

 統一地方選挙の前半戦の告示に当たって、3月22日付のブログ「統一地方選で自公の与党と維新に大きな打撃を与え安倍暴走政治をストップさせよう」という記事をアップし、次のように訴えました。
 「統一地方選挙から参院選への一連の選挙での最大の課題は、安倍暴走政治に大きな打撃を与えることです。そのために、与党である自公両党が推薦する首長候補者や自公議員の当選者を減らし、大阪では維新の候補者を落選させなければなりません」
 後半戦でも、政治を変え日本を変えるための一票を投ずることが必要です。そのために、自公両党や維新の候補者を落選させ、立憲野党の候補者を当選させることを呼びかけたいと思います。

 昨日の新聞を見ただけでも、「こんな日本で良いのか」と思わせるような記事が並んでいました。あらゆる点で、この国は危機的な状況にあります。
 韓国による水産物輸入禁止に関するWTO(世界貿易機関)への提訴で逆転敗訴となり、被災地の水産業や農業に大きな影響が出そうです。またもや日本政府の外交的失敗であり、嫌韓・原発推進政策のツケが回ってきたということになります。
 また、日本の総人口が8年連続で減少し、15歳から64歳までの生産年齢人口の割合は統計で確認できる1951年と並んで最低になりました。生きるに値しない国になり、日本社会の縮小がすすんでいるということでしょう。

 学術や経済、産業の分野でも問題山積です。大学などの基礎研究などをめぐる状況が過去3年間で悪化し続けているそうです。
 日本が得意としてきた製造業も危機的です。JDI(ジャパンディスプレイ)の「日の丸液晶」は頓挫し、スズキのブレーキ検査の不正で200万台がリコール、大和ハウスの施工不良が全国で2000棟という記事もありました。
 おまけに、日本原子力産業協会の若者向けウェッブ・サイト「あつまれ!げんしりょくむら」が批判を受けて閉鎖、元駐イラン大使のセクハラが発覚などが報じられ、沖縄では海兵隊第3海兵師団の隊員とみられる米兵が日本人女性を殺害して自殺したのではないかという事件まで起きています。こんな日本になってしまった根底には、「安倍政治」の惨状があることは言うまでもありません。

 その政治では、「こんな政治で良いのか」と問いたくなるような出来事が相次いでいます。典型的なのは、下関北九州道路の調査費計上について「総理と副総理に忖度した」と発言した塚田国交副大臣と「復興より大事なのは高橋さん」と言ってしまった桜田五輪担当大臣の辞任です。
 この二人は正直に本当のことを言い本音を漏らしてしまったため、選挙で不利になるということで責任を取らされたのです。今の政権は「正直者が馬鹿を見る」倒錯した世界になってしまいました。
 安倍首相がかばい続けて対応が遅れたのは、塚田さんが麻生派で桜田さんが二階派だったからです。派閥順送り人事や利益誘導型公共事業という「古い持病」と、「安倍一強」による「忖度」の蔓延という「新しい病気」が絡み合った形で表面化したということになります。

 「こんな日本で良いのか」という現状を変えるためには、政治を変えなければなりません。政治を変えるためには、私たち自身が変わらなければなりません。
 現状を直視して目を逸らさず、諦めることなく一票を投ずることが必要です。その一票も、今の「安倍政治」を支えている自公の与党やその別動隊になっている維新ではなく、立憲野党に投票することが大切です。
 時は春。時間が立てば桜は散りますが、私たちが「ノー」を突きつけないかぎり安倍政権は倒れません。

 「政治の春」を実現しようじゃありませんか。元号が変わり、天皇も変わるのですから、安倍首相も変えましょう。
 「安倍政治」にサヨナラするための一票を。そのための「権力」が今、私たち有権者の手に握られているのですから。

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