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7月2日(木) 野党は麻生内閣不信任案を出して解散に追い込むべきだ [解散・総選挙]

 「大山鳴動してネズミ(失礼!)2匹」というわけでしょうか。閣僚の補充人事のことです。
 本当は、自民党役員の交代を狙っていたはずです。総選挙に向けての臨戦態勢を組もうと思っていたのですから……。

 しかし、周囲から反対され、身動きが取れなくなってしまいました。何もしなければ、さらなる求心力の低下は免れません。
 仕方なく、2人の閣僚を補充してお茶を濁したというわけです。その結果、お茶が濁っただけで、臨戦態勢の確立とはほど遠いものになりました。
 「発信力がない」「論戦に不安だ」という細田幹事長はそのままです。総選挙に向けてアピールできるようなサプライズもなければ、噂されていた東国原宮崎県知事の取り込みにも失敗しました。

 東国原知事もハッキリしません。総選挙に出るのか出ないのか、その去就は今ひとつ不透明です。
 大体、自民党から出馬しようというところが、もういけません。沈みかかった船に乗り込んで、何ができるというのでしょうか。
 知事は「僕が行く党は負けない、負けさせない」と、自信たっぷりに語っているようですが、それは無理というものです。「小泉チルドレン」のように、利用されて捨てられるのが関の山でしょう。

 こうなってくると、麻生さんが頼れるのは民主党の「敵失」だけです。その期待に応えるかのように、鳩山由起夫代表の政治資金問題が表面化してきました。
 だんだんと問題点が明らかになって、ボロボロの様相が強まっています。これ以上傷が深まれば、沈みかけた麻生丸に浮き袋を投げることになりかねません。
 とはいえ、二階さんや与謝野さんなど、自民党の方も「政治とカネ」の問題を抱えています。スネに傷を持つ身で、どこまで民主党を追及できるのでしょうか。

 麻生さん、もうジタバタするのはおやめなさい。すぐに解散するしか、選択肢は残されていないのです。
 もし、麻生首相が自ら解散しないのであれば、野党が力ずくで引きずり下ろすしかありません。すぐに内閣不信任案を提出して、解散へと追い込むべきでしょう。