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7月12日(日) 民主党への強い追い風が吹いた東京都議会議員選挙 [選挙]

 東京都議会議員選挙の開票が進んでいます。ほぼ、予想通りの結果だったと言って良いでしょう。

 昨日のブログで、私は「投票率が上がるでしょう。麻生首相にとっては、好ましからざる結果が出るにちがいありません」と書きました。
 まさに、結果はそうなりました。麻生さんは、もともと曲がっている口をさらにひん曲げて、頭を抱えているに違いありません。
 投票率が上がった分の票は、全て民主党に入ったかのような躍進ぶりです。7つの1人区のうち6選挙区で議席を獲得した事実が、民主党の躍進ぶりを象徴しています。

 民主党の一人勝ちと言って良いのではないでしょうか。自民党に代わって、都議会第一党になるのは確実です。
 今はまだ開票の途中ですが、おそらく、自公両党を併せても都議会の過半数を占めることはできないでしょう。石原都政の基盤は大きく揺らぐことになります。
 オリンピックの招致や築地市場の移転問題など、今後の都政への影響には大きいものがあります。次の都知事選にも大きく影響するにちがいありません。

 それよりも何よりも、麻生政権の前途と次の総選挙に大きく影響することになります。「政治を変えたい」「政権を変えたい」という都民の願いによって、このような民主党の躍進が実現したからです。
 小泉構造改革によって生活と労働が破壊されてしまったことに対する怒り、国民に選択を問うこともなく首相の顔を3度も取り替えてきたことに対する不満、「麻生降ろし」や東国原宮崎県知事の担ぎ出しなど総選挙に勝つためなら何でもありの姑息な悪あがきへの批判などが積み重なった結果としての自民党惨敗です。都議選の結果ではありますが、都政に対する審判である以上に、自民党政治そのものに対する審判であったと言うべきでしょう。
 この結果が、次の総選挙に引き継がれるであろうことは確実です。もはや、政権交代は避けられません。

 麻生さんと自民党は、蟻地獄に落ち込んだようなものです。抜け出そうとしてもがけばもがくほど、逆にどんどん深みに入り込んでいくことになります。
 もう、悪あがきは止めるべきです。とっとと国民の審判を仰いで、潔く政権の座を去るべきでしょう。