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12月25日(金) 今年最後の出勤 [日常]

 大原社会問題研究所への今年最後の出勤です。昨日の葬儀を終えて出てきた年末の研究所は、何だか寒々として見えます。

 それにしても、何という1年だったのでしょうか。公私ともに大きな出来事が続き、私にとっては忘れがたい年になりました。
 公的な面での最大の出来事は、秋の政権交代です。「自民党政権打倒」は、私の学生時代からの夢であり、我が人生の大目的でした。
 それが、とうとう実現したのです。その結果、生きる目的を失い、しばらく虚脱状態に陥りました。

 でも、その後の経過を見ると、「これは、ほっとけない」と思われることばかりです。ドライバーが交代してUターンし、崖からの転落を免れはしましたが、その後の進路がはっきりしません。
 新米ドライバーは迷走を繰り返しています。目的地を示す地図も持っていないようです。
 それでも、テレビ受けのするアクロバット運転を繰り返した小泉運転手、ハンドルを右にしか切らなかった安倍運転手、初めからやる気のなかった福田運転手、道路標識の漢字も読めないような麻生運転手よりはましでしょう。ジグザグ運転で交代させられた麻生さんは、十津川村に行って「中津川」と言ってみたり、「リーマン・ショック」を「ルービン・ショック」と口走ったり、相変わらずのお馬鹿ブリを発揮していたようですが……。

 私的な面では、悲しい出来事が相次ぎました。春には、都立大学時代の恩師だった塩田庄兵衛先生ご夫妻の逝去が明らかになり、秋には義母が亡くなりました。
 そして、この度のKさんの急逝です。全く予期しなかった出来事に、ただただ呆然とするばかりでした。
 昨年の10月、KさんとSさんと私の3人で塩田先生のお見舞いに行き、4人で写真を撮りました。そのうちの2人が、今では幽明界を異にすることになってしまいました。

 とても、クリスマスや新年を祝う気にはなれません。しかしそれでも、時間の経過とともに、新しい年はやって来るのですが……。